栃木県宇都宮市(旧上河内町)のキュービクル管理会社からキュービクル設置工事の依頼を受けました。プレス機の機材メーカーの工場に設置されていた電気室をキュービクルに変更したいというご要望でした。キュービクルを設置する前に設置場所の選定と設置する際の基礎工事(キュービクルの土台)を行う必要があります。基礎は4メートル×3メートルほどの大きさで、作業性も校了して基礎工事を行いました。キュービクルの大きさは3メートル×2メートルくらいの大きさで、約2トンあるのでユニックでつりあげて基礎の上に設置しました。
工場敷地内の電気がすべて電気室に集まっておりました。電気室の手前で全て延長し新しく設置した配線でキュービクルまで電気を供給しました。キュービクルと基礎との間の隙間約30センチぐらいのところを通してキュービクルの中に配線を行います。キュービクルへの取り込みの部分にはステンレスのプルボックスを設置します。ステンレスのプルボックスは、電線やケーブルを分岐させたり、敷設を容易にするために設置するステンレス製などの箱のことをさします。電線を交差させたり曲げたりする場合、このプルボックスを設けることで、プルボックス位置で電線を引っ張ることができるようになり、配線工事が簡単に行うことができるようになります。
電気室はかなり老朽化しており、かなり以前の仕様の設備のため、今後さまざまな問題が発生することが想定されるため、電気室からキュービクルに変更することとなりました。お客様は、東京都に本社のある会社で、東京都の補助金を使用されたようです。