衛生面と使い勝手を両立した、非接触型の快適な手洗い環境へ
今回は、既存の手動水栓をセンサー式の自動水栓に切り替える工事を行いました。人が頻繁に出入りする施設や工場などにおいては、衛生管理が非常に重要となるため、特に手を使わずに操作できる設備へのニーズが高まっています。
従来の蛇口では、手を洗う前後にハンドルを触る必要があり、そのたびに蛇口自体が汚れるリスクがありました。今回導入したセンサー水栓は、手をかざすだけで自動的に水が出るため、蛇口に触れることなく手洗いが可能となり、衛生面で大きなメリットがあります。
また、非接触であることで使用後の拭き取り作業が不要になり、施設全体の清掃やメンテナンスの負担軽減にもつながっています。さらに、水の出しっぱなしを防ぐことができるため、節水効果も期待できるのが特長です。
設置は、既存の水栓を活かした方法で行い、作業時間も短く、日常業務に支障をきたすことなく導入が可能でした。
感染症対策や衛生環境の向上を図るうえで、センサー式自動水栓は非常に有効な設備です。工場、飲食施設、福祉施設、学校など、あらゆる現場での導入をご検討いただけます。
さらに、今回の改修では、従来の冷水のみの手洗い環境を改善するため、新たに給湯器をシンク下に設置しました。
冬場の冷水による手洗いは作業者にとって大きなストレスとなり、特に食品や衛生を重視する現場においては、手洗いの徹底が求められるにも関わらず、冷たさから十分な洗浄が行われないといった課題がありました。
そこで、電気式の小型給湯器を導入し、安定して適温のお湯を供給できる環境を整備。既存の水道配管に接続し、センサー水栓と連動することで、手をかざすだけで自動的に温水が出る快適な手洗いシステムを実現しました。
この改善により、手洗いのしやすさが向上しただけでなく、作業者の衛生意識の定着や、感染症対策の強化にもつながっています。設備はコンパクトに収まり、シンク下のスペースを有効活用しているため、見た目にもすっきりとした仕上がりです。
今後も、快適かつ衛生的な作業環境づくりに向けて、設備の見直しや最適な提案を積極的に行ってまいります。