何の異常なのか?
初めにガスヒートポンプエアコンの異常はどこなのかをエラーコードの状況を元に、運転データ、計器類にて、現状を調べ故障箇所を判断します。
故障には、機器が作動しない、スタータが駆動しない、エンジンが始動せず、エンジンはかかるがエンストする、水温異常、油圧異常、過回転異常、冷房運転時の高圧異常、暖房運転時の高圧異常、冷媒低圧異常、冷媒吐出温度異常、通信異常·室内機系異常、運転するが冷えない、運転するが暖まらないといったいろいろな故障があります。
それぞれの故障内容によって修理の見積を提出させていただきます。故障内容によっては、新しいガズヒートポンプエアコンまたは、電気式エアコンの入れ替えのご提案見積も作成いたします。
ガスヒートポンプエアコン修理見積もりにご納得いただいた場合すぐに修理させていただきます。
ガスヒートポンプエアコン新設の場合には提案をします。
部品交換、オイル交換、プラグ交換、クーラントの交換で、故障が治る場合もあります。
運転時間は自動車で例えれば2000時間の場合、時速40キロの低回転状態でおおよそ8万キロ走行した車に匹敵します。このような使用条件に合わせGHPのオイルは高性能のものとなっています。各メーカー能力に応じ、エンジンオイルはGHP専用のオイルを基本4000時間毎に交換を推奨しております。
ガスヒートポンプエアコンの定期点検
ガスヒートポンプエアコンを長くご利用いただくために、定期的な保守点検及び部品交換が必要です。
年間2000時間運転の場合は、4000時間毎に保守点検及び部品交換を実施して下さい。
①エンジンオイル交換
オイル交換前に、エンジンを5分程運転しエンジン停止後、オイルポンプの吸入ホースをオイルレベルゲージ穴に入れてオイルを抜き取りオイルパン底の抜き栓からすべてのオイルを抜き取ります。
次に新しいエンジンオイルを入れます。エンジンを約3分運転し、停止後約1分たってからレベルゲージでオイル量を確認します。エンジンオイルは必ずメーカー指定のGHP用オイルを使用します。
②エンジンオイルフィルタの交換
③点火プラグの交換
④エアクリーナエレメントの交換
⑤コンプレッサベルトの交換
⑥バルブクリアランスの調整
⑦冷却水の補充
⑧冷却水ホースの点検
冷却水ホースに亀裂や劣化がないか確認し、冷却水の漏れがないか確かめます。必要に応じて交換します。
⑨コンプレッサの点検
ガスヒートポンプエアコンの運転中に異常音がないか、停止時に手回しで滑らかに回るか確認します。
⑩冷媒漏れの点検
テスターを使い冷媒の漏れがないか確認します。
⑪運転異常音の点検
ガスヒートポンプエアコンの運転中に室外機から異常音がないか確かめます。特にシリンダヘッド部分、回転部分が干渉する音がないか確認します。