ガスヒートポンプエアコン販売について

ガスヒートポンプエアコンには、1方向吹出しカセットタイプ、2方向吹出しカセットタイプ、4.3.2方向吹出しカセットタイプ、オールフレッシュタイプ、ビルトインカセットタイプ、天井埋込高静圧ダクトタイプ、壁掛タイプ、床置きローボーイタイプ、床置きタイプ、天井吊りタイプ、天井吊り耐油タイプがあり、室外機も必要です。

いろいろなタイプのエアコンが有りますが、お客様がガスヒートポンプエアコンをご利用になりたい場所や環境や広さ(床面積・天井の高さ)によって、最適なガスヒートポンプエアコンをご提案いたします。

当社の取扱いメーカーは、ヤンマー、パナソニック、アイシン、ダイキンなどとなっており、それぞれメーカーの特長も理解しておりますので、ガスヒートポンプエアコンの仕様状況や予算によってご提案させていただきます。

ガスヒートポンプエアコンの設置、施工について

室外機の据付・配管工事

①室外機の設置場所及び設置スペースの選定

室外機の据付け場所の選定を行います。
条件として、他の熱源から直接ふく射熱を受けないところ、ユニットの排熱によるショートサーキット運転の可能性のないところ、据付場所の真下や周辺に騒音、振動を問題としないところ(特に居住地区においては運転する時間帯などに注意が必要です)、強風が吹きつけないところ、雪害の心配のないところ、本体の重量に充分耐えられる強度のあるところ、決められた通風·サービススペースが確保でき、保守サービスが安全かつ容易に行えるところ、可燃性ガスの発生、流入、滞留、漏れの恐れのないところです。

※室外機据付け上の注意
ガス機器防火性能評定品に定められた可燃物からの離隔距離をとり、形式銘板に記載されたガス種が適合していることを確認します。
ユニットから、凝縮水の他エンジンの排気からのドレンが流れますので、留意ください。
寒冷地に設置される場合はドレンヒータ(寒冷地向オプション)を必ず取付ける必要があります。
雪害のおそれがある場合は防雪フード(オプション)を取付ける必要があります。
また、ユニットからの吹出風の方向を変える場合にも防雪フードを使います。
ユニットを室内·給気口、窓の近くへ据付けてはいけません。

②室外機の搬入

適切なガスヒートポンプエアコンの室外機を設置場所に設置します。室外機は、約470kg(10馬力の場合)の重さが有るので、移動はかなり慎重に行う必要があります。

③据付スペース

ガスヒートポンプエアコンの保守サービス、空気の吸い込みを考慮し据付スペースを確保します。

④据付基礎

ガスヒートポンプエアコンを設置する場所に基礎工事を行います。室外機はカナリ重量物なためきちんと基礎工事を行う必要があります。

⑤冷媒配管工事
⑥冷媒配管距離と高低差の確認

室外機室外機間の配管距離及び高低差をメーカーの定める基準に則っているか確認します。

⑦保温断熱工事
⑧冷媒ガス漏れ試験

冷媒ガスが漏れると冷暖房能力の低下だけでなく故障の原因となります。冷媒配管の接続完了した後に必ずガス漏れ試験を実施します。

⑨真空ポンプによる真空引き
⑩冷媒の補充
⑪室外機ドレン配管工事
⑫電気工事
⑬ガス燃料工事・燃料ガス配管

冷房とは

冷房は、圧縮機を出た冷媒(R22)が、オイルセパレータや四方切換弁を通過した後に、室外空気熱交換器へ導かれ、外気により熱を奪われ凝縮し更に過冷却コイルにより冷媒液は過冷却状態となります。この冷媒液は、膨張弁にて減圧され気液混合冷媒となります。その後室内機へ向かい
ここで液成分が蒸発し、室内の熱を奪い(冷房)気化します。四方切換弁、アキュームレータを経て圧縮機へ戻ります。

暖房とは

暖房は、圧縮機を出た高温で高圧の冷媒(R22)の蒸気は、オイルセパレータや四方切換弁を通過した後に、室内熱交換器(室内機)へ導かれます。ここで冷媒は、室内へ熱を放出し(暖房)凝縮·液化します。その後、室内機のキャピラリー一時減圧された冷媒は、配管を通り、室外熱交換の過冷却コイルで冷却され液状態とります。この冷媒液は膨張弁で減圧され気液混合冷媒となり室外空気熱交換器に導かれます。ここで、外気より熱を吸収しさらに二重管熱交換器でエンジン排熟より熱を吸収し、気化します。気化した冷媒は四方切換弁やアキュームレータを経て圧縮機
へ入ります。