東京都王子にある工場では、長年使用してきたポンプ機械室の老朽化が進み、安全性や設備の維持管理の観点から新たなポンプ機械室を設置することが決まりました。この工場は昭和40年代に建設されたものであり、設備の多くが古くなっていました。特にポンプ機械室に関しては、経年劣化による設備の不具合やメンテナンスの困難さが課題となっており、これを機に新しいポンプ機械室を建設し、より安全で効率的な環境を整えることとなりました。
新設するポンプ機械室には、従来の設備をそのまま移設するのではなく、現在の運用に適した形で再配置を行い、作業効率やメンテナンス性の向上を図りました。移設対象となったのは、ポンプをはじめ、配線、制御盤、配電盤などの各種設備です。これらの設備を適切に配置し、スムーズに稼働できるようにするためには、慎重な計画と作業が求められました。
しかし、昭和40年代に建てられた建物のため、当時の配線図や設備図面が残されておらず、移設作業は手探りで進める必要がありました。既存の配線や制御盤、配電盤がどのように接続されているかを確認しながら、一つ一つ丁寧に作業を進めました。老朽化した配線が絡み合い、設備の経路が複雑になっていたため、現場での確認と試行錯誤を繰り返しながらの作業となりました。
この移設工事は、工場の安定稼働に直結する重要な工事であり、慎重な作業が求められましたが、無事に完了し、新しいポンプ機械室が稼働を開始しました。