ガスヒートポンプエアコン修理施設担当者様よりエンスト異常の連絡を受け、調査しました。エンジン内部に水混入の形跡があることが分かりその混入経路を調査しました。

冷却水レベルは良好であり、各種ガスケットなども確認し、水分混入のエンジンオイルには糖の検出もありませんでした。

調査しましたが冷却水系統の漏れではなく、ほかの原因による水分混入だと考えました。排気ガス熱交に連結されている排気水ろ過装置BOXをあけ点検した所、排気ガス熱交とろ過装置に繋がるところで油汚れによる排水ホースのつまり箇所がありました。

その詰まりを除去した所、多量の排気水が出てきました。この詰りによる排気水の逆流が原因でエンジン内部に水分混入していたようです。

今回はエンジンの載せ替え、排気排気水ろ過装置BOXを清掃、ろ材の交換、ホースの交換をし、修理しました。

基本、排水用充填石水分を充填石収納BOX(排気ドレン油分分離器)の中を経由することにより、油分と水分をろ過汚れた排水を直接流さないようにしている装置ですが排気の清掃などがされていないと、油つまりによる排水ルートが詰まり、マフラー、エンジン内部に逆流しエンジン故障することがあります。