栃木県鹿沼市公共施設の管理会社から、ガスヒートポンプエアコンのエラーがでてしまいエアコンが動かなくなってしまったので見てほしいという連絡を受けました。現場調査に伺わせていただき、室内機のエラーを確認し室外機の状況も確認しました。
室外機は、屋上に設置されており30台ほど、機械と機械の隙間がない状態で設置されており修理作業が行えない状態のため、一台一台大型クレーン車で地上におろして作業を行う必要があります。時間とコストがかなりかかってしまいます。
エラーの内容は、冷却水異常とのことなので室外機の点検をしたところ、冷却水ホースが経年劣化による破裂しており冷却水が空の状態でした。応急処置を施し冷却水を補充しエアコンが使えるようにしました。冷却水のホースが入荷したので交換作業を行いました。冷却水を補充しエアコンを作動させようとしたら、燃料電磁弁の以上があり、燃料であるガスが供給されない状況でした。原因としては、冷却ホースの破損により飛び散った冷却水が電磁弁のコイルにかかり電磁弁が故障してしまったためでした。
今回のガスヒートポンプエアコンは、製造から25年も経過しており、もちろん部品は製造されておりません。電磁弁は、いろいろなところを探し回り中古品を見つけることができ、部品を交換しました。エンジンがこれでかかるようになりましたが、ガス漏れを発見したので即溶接作業を行い穴を塞ぎました。
ガスヒートポンプエアコンは、エンジンを駆動させておりますので、ディストリビュータがありこれも中古部品に交換しました。※今回の中古部品は偶然に見つけることができました。